カブトムシの卵の孵化率が悪すぎる件

我が家のレッドアイ♀(ファイヤーちゃん)は現在約70個ほどの卵を産みました。なかなか優秀なメスだと思います。

・・・が、その卵のうち無事孵化して成長している幼虫はわずか 19匹 という悲惨な結果となっています。

これじゃレッドアイ♀(ファイヤーちゃん)に申し訳ないです。かと言って☆になった卵・幼虫が蘇るわけではないので、これから生まれる卵を確実に孵化させる方法を考えることにしました。

まずはこれまでのデータです。

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産卵数 70個

孵化した卵 34個  孵化率 48.6%

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孵化した日にち   無事成長   孵化後死亡

  8月6日      2匹       0匹

  8月7日      2匹       1匹

  8月8日      6匹       4匹

  8月9日      1匹       0匹

  8月10日      0匹       1匹

  8月11日      0匹       2匹

  8月12日      1匹       2匹

  8月13日      2匹       1匹

  8月15日      1匹       4匹

  8月16日      2匹       0匹

  8月17日      2匹       0匹

   合計      19匹       15匹

   孵化後成長率 55.9%

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産卵から無事成長した幼虫の割合 27.1%

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なんと生存率が30%を切っています。さすがにこれは問題です。なぜこんな結果になったのか、思いつく限り原因を挙げてみました。

卵の孵化不全の理由

  1. 産卵したばかりの卵を取り出したため、卵室が壊れた。
  2. 卵をプリンカップに移したが、プリンカップ内の環境に卵が対応出来なかった(湿度・気温)
  3. もともと無精卵で産卵されていた
  4. 遺伝的な理由(累代飼育で5代目、さらにレッドアイはアルビノ個体)で弱りやすかった

 

孵化後成長出来なかった理由

  1. マットの粒子が大きく、幼虫が食べられなかった
  2. マットの乾燥もしくは過水分
  3. 部屋の温度が高すぎた
  4. ストレス
  5. 遺伝的な理由(累代飼育で5代目、さらにレッドアイはアルビノ個体)で弱りやすかった

 

考えると本当に色々と出てきますが、今回死んでしまった原因を考えるとほとんど卵を取り出してプリンカップに移したところから始まっていると思います。

もし生まれた卵を取り出さずに放置していたらここまで悪い結果にはならなかったかもしれません。

 

参考までに、同日に生まれて2日経った幼虫の比較写真です。

孵化後3日の比較

左は孵化してずっと拒食状態の幼虫です。一応生きていますが、間もなく☆になるでしょう。もう自力で潜る事も出来ません。

右は孵化してからしっかり食事をしている幼虫です。もう色が全く違います。ここまでくると一安心です。

 

死んだ幼虫を確認すると、全ての幼虫が上の写真左の状態から成長していないのがわかりました。孵化してからマットを食べることが出来なかったみたいです。

同じ条件で育てていたのに何故?もしかしたら生まれた時から幼虫の生命力に違いがあったのかもしれません。この幼虫は累代飼育で5代目なので、生命力が弱い幼虫が生まれてきてもおかしくありません。

 

これでなんとなく答えが見えてきた気がします。

少しでも孵化成長率をあげる為には

  • マットはふるいにかけて細かい粒子にし、孵化後の幼虫が食べやすいようにする
  • 卵の取り出しはしない。ある程度成長した幼虫を取り出すようにする
  • 累代飼育をやめる

 を行なう事が重要でしょう。

 

私は累代飼育を続けるつもりなので上記の全てを行なう事は出来ませんが、これから次のような産卵方法に変えるようにします。

  • メス専用飼育ケースを3つ用意。この飼育容器はなるべく大きい方が〇です。
  • マットはふるいにかけて細かい粒子のものを使用。
  • ペアリング後のメスを10日~2週間程度1つの飼育ケースで飼います。
  • 10日~2週間経過後、次の飼育ケースにメスを移動。元の飼育ケースはそのまま放置。
  • さらに10日~2週間経過後、次の飼育ケースに移動。このサイクルを繰り返す。
  • メスを移した飼育ケースは2週間~20日ほど放置したのち、幼虫を取り出す。

◆メスを別のケースに移動させる理由は、メスが動き回って卵が潰される恐れがあるから。

◆長い間放置する理由は、一番死亡率の高い卵~孵化直後にむやみに動かさない事で生存率を上げるため。

◆大きな飼育ケースにする理由は、マットをたくさん入れて安定した気温や湿度をケース内で保つため。

このやり方なら恐らくたくさん幼虫を得られるでしょう。

 

 

今まで卵ないし1齢幼虫をプリンカップで育てるという事を書いていましたが、私はもうプリンカップは使わないつもりです。以下の理由からです。

  • 水分調整が難しい。すぐに乾くし、水分過多ならすぐカビが生える。
  • 温度変化に弱い。ケースが大きければ奥深く潜って涼しい所に幼虫が移動するが、プリンケースだと逃げ場がない。
  • プリンカップ飼育=卵を取り出す作業が必要になる。

プリンケース

うちのマンションは夏場は非常に温度が上がるので、プリンカップ飼育の環境には適さないようでした。気付くのが遅かったです・・。涼しい場所で飼育出来ない方はプリンカップはおすすめ出来ません。

 

 

という訳で新しい産卵用飼育ケースとして衣装ケースを買ってきました。

衣装ケース小

あまり大型だとマットの量が大変なので中型の衣装ケースを選びました。空気穴をあける必要はありません。この衣装ケースは密閉度は低く、フタの隙間から空気が入ります。ちなみにコーナンのセール品です(笑)

 

コバエ除けシート

百円均一で布団収納袋を買ってきました。これに入れておけばコバエ対策はバッチリです!

 

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