カブクワこれくしょん@伊丹市昆虫館
2014年8月17日(日)に兵庫県にある伊丹市昆虫館で開催されているカブクワこれくしょんに息子を連れて行ってきました。
カブクワこれくしょん
日本と世界のカブトムシ・ クワガタムシ大集合!
2500点の標本、20種200匹以上の生体、 圧倒的なボリュームでカブトムシ・クワガタムシの魅力をご紹介します。
会期
平成26年7月16日(水)~ 平成26年8月31日(日)※火曜日は休館(8月12日、8月19日は開館)
時間
9:30~16:30(入館16:00まで)
入館料
大人400円、中高生200円、3歳~小学生100円
場所
伊丹市昆虫館
兵庫県伊丹市昆陽池3丁目1昆陽池公園内
http://www.itakon.com/index.html
今日も息子を連れてお出かけです。いつもの合言葉を息子にかけました。
私「ヘラクレス見に行きたい?」
息子「見に行くー!」ヽ(^o^)丿
誘うのはもう余裕です。完全にカブトムシマニアになった息子がいます。来年には一緒に山に登ってカブトムシ採集に行ってるでしょう。楽しみです。
夏も終わりに近いのでカブトムシイベントも少なくなってきました。今のうちに夏の思い出をたくさん作りましょうね。
場所は伊丹市昆虫館です。昆陽池公園という非常に自然豊かな公園の中にあります。
ジブリみたいな外観です。オシャレですね。
入館料は大人400円、子供(3歳以上)100円です。息子が3歳になってから色々なところで入場料がかかるようになりました。小学生以下は無料にしてくれよ・・・。
伊丹市在住、在学の3歳~中学生は 無料 で入れるみたいです。いいな~(^_^;)
入口のそばにグッズが売られていました。博物館なのにTシャツや標本など品揃えは充実です。驚きでした。でもTシャツのサイズが110からなのが残念。息子はまだ90です。サイズがあったら買ったのに・・・。
フロアマップです。カブクワこれくしょんは1階の特別展示室で開催されています。その他にもチョウ温室や映像ホール、第2展示室など見どころが満載です。参考までに。
最初に現れたのは大きな森です。10倍のサイズに拡大された虫たちが迎えてくれました。巨大な蝶々やセミには驚かされます。いきなりの高クオリティに衝撃を受けたのですが、もっと衝撃を受けたのは息子のようです。
息子「怖い・・・」(>д<;)
リアル過ぎた模様です(笑) 息子は初めて見るものにものすごく警戒する性格、はっきり言うと ” 怖がり ” なので、私の足にしがみついてきました。
しかし・・周りを見て怖がっているのはこの子だけです。カブトムシを触るのが平気で、なぜ作り物の虫を怖がるのか??全く不思議な子です。
怯える息子をだっこして進むと現れたのが、
どーん!!こんなん息子が怖がるに決まってるやん!!
200倍のミツバチ、 ”ビッグ・ビー” です。体の作りが良くわかる模型です。ミツバチの頭にカメラが仕込まれており、前と後ろのモニターで目線を確認することが出来ます。
こりゃあかんな・・・と下を見ると
息子、(☆∀☆) キラーン!
なんでやねん!と突っ込みたくなります。怖がる基準を教えなさい!!
後ろにまわるとモニターがあります。ボタンを押すと巨大ミツバチが回転し、モニターにミツバチの目線が映ります。もう大喜びです。こうなるとしばらくはここから動きませんね。
目の前にカブクワこれくしょんの会場があるんですが・・・。しばらく待ちぼうけです。
飽きてきたタイミングを見計らって、魔法の呪文を唱えました。
私「ヘラクレスがあっちの部屋にいるよ」
息子が魔法にかかりました。これでようやくカブクワこれくしょんの特別展示室へ向かうことができます。
中は家族連れでいっぱいです。昆虫好きがこんなにたくさんいるという事は素晴らしい!日本の未来は安泰でしょう(笑)
ところで、入口に描かれているアニメキャラクターが気になりませんか?実は一人一人に設定があるみたいなんです。
もしかして担当者はアニメが趣味なのか??と勘ぐりたくなるのですが(笑)、なかなか楽しいポスターだと思います。このキャラがブームとなりテレビでアニメ連載になればますます昆虫ブームに拍車がかかると思うので、担当者の方、広報やストーリー作りを頑張ってくださいね!単発で終わるのはもったいないです。
話がそれました。中に入ります。
目の前に現れたのはカブトムシとクワガタの実物展示です。息子は真っ先にヘラクレスを探しました。
ヘラクレス発見!!もう息子は釘づけです。息子をここまでキラキラさせるヘラクレス、小学生になったら買わないといけないでしょうね。
展示の仕方も見事だと思います。子供の目線に合わせた飼育ケースの位置、明るさ、さらに人気があるであろうヘラクレスはカドに置いて2面から観察できるようにしています。細かい気の配りよう、担当者のセンスは素晴らしいですね。
今までこういうイベントでは息子はBダッシュで走り抜けるのが常だったのですが、今回のイベントは全く違いました。子供の興味をそそる展示がいっぱいです。
たくさん種類があるクワガタのメスを判別出来るように、虫眼鏡で細かく観察する事ができます。息子は意図を理解せずに単に虫眼鏡での拡大を楽しんでいただけですが、それもまたヨシですね。
世界のカブトムシやクワガタとにらめっこができます。下から潜って顔を出すと360度カブクワの顔があるので子供たちに大人気でした。
息子もノリノリです。満面の笑顔で楽しんでいます。
標本の数も今までのイベントとは比較になりません。ものすごい量です。
標本の作り方や使用する道具も細かく展示されています。
昆虫採集に持っていく道具も展示されています。細かく説明もあって非常に分かりやすいです。昆虫採集のイロハがわからないお父さんお母さんには非常に助かる展示でしょう。でも少し気になったのが服装についてです。長袖、長ズボンは基本なのですが、色について記載されていませんでした。黒はスズメバチに刺激しやすいので避けるべきことを書いておいた方がいいと思いました。
カブトムシとクワガタの飼育用品も展示していました。初めてみる人には非常にわかりやすく、親切な展示です。素晴らしい!!
このように内容は非常に充実しています。そんな中メインコンテンツと思われるのが夜を再現した昆虫観察でしょう。
カブクワナイトフィーバーと名付けられたこの暗室には日本のカブトムシ・クワガタのみならず世界のカブクワも住んでいます。子供たちは懐中電灯を借りて中にいる昆虫を探すのです。
中の様子です。暗いのでピンボケになってごめんなさい。
懐中電灯を持った子供たちがまるでホタルみたいです。あちこちから「あ、おったー」「むっちゃおるー」といった声が聞こえます。確かにたくさんのカブクワがいます。カブクワのみならずカナブンやカミキリムシもおり、なるべく自然の姿を再現しようとしているところに担当者の努力が見えました。
もちろんヘラクレスオオカブトもいます。ヘラクレスは1匹しかいないのでみんな宝探しみたいで楽しんでいました。
子供の記念撮影をする小道具も面白いです。
カブトムシとクワガタのサナギの着ぐるみが用意されています。着ぐるみを着た子供たちは可愛いですね。
息子にも着せて記念撮影したかったのですが、
息子、照れて拒否(笑)
なに照れているんだか。普段もっと恥ずかしいことしてるのに・・。
こんなのもありました。
お面をかぶって記念撮影が出来ます。これには息子も飛びつきました。かぶったところをパシャリ!
・・と思ったらまたもや 撮影拒否! なに照れているんだよー(笑)
とまぁカブクワこれくしょんの概要はざっくりとこんな感じですが、非常に充実している展示会だと思います。残り期間は少ないですが是非とも見に行かれることをおすすめします!
さらに!見どころはカブクワこれくしょんだけではありません。ここは伊丹市昆虫館です。他にもたくさんの見どころが用意されています。
カブトムシやクワガタ以外にも珍しい昆虫が展示されていました。その中で一番目を引いたのが・・・
マダガスカルオオゴキブリです。要するに ゴキブリ です。なかなかスリリングなものを展示しているじゃありませんか。真夏の暑い時期にはこれをみて涼しくなるのも一興かも。
生態展示室を過ぎると現れたのが、チョウ温室 です。ゴキブリで冷えた体を温める場所です(笑)
ここはすごいです。チョウが乱舞しています。しかもチョウは人を怖がらないのか、近くに寄ってきたり手にとまったりとまるでジブリの世界です。
こんな大きなチョウが手にとまりに来るのです。子供たちはもう大喜びです!
一方、息子はというと
「怖いよー」。゚(゚ノД`゚)゚。
マジか!?カブトムシが平気でチョウが怖いだと!?息子は温室に入った瞬間からチョウの襲撃を受け、ビビッてしまった模様です。普通なら自分の周りにたくさんのチョウが寄ってきてくれる事に喜びを感じるのですが、息子は基本怖がりです。ビックリしてしまったのでしょう。
でもしばらくして周りの雰囲気を察してか、落ち着いてきて自分からチョウに手をやるようになりました。
そしてチョウが寄ってきて、
何と私の汚い足にとまりました。
このチョウはかなりマニアックです。息子のきれいな手ではなく、汚れに汚れまくった 悪臭120% の私の足にとまるなんて・・・。かわいそうに・・・。
このチョウ温室を抜けると2階に着きます。2階にも展示室や学習室がありますので、まだまだ見るところが満載です。
まずは第2展示室に向かいました。
カブトムシやクワガタに触れることができます。カブトムシは家で触りまくっていますが、クワガタを触るのは初体験の息子です。係員の人がやさしく丁寧に触り方を説明していました。初めての子供でも安心でしょう。
他にも
昆虫の姿を芸術的に演出したコーナーがあったり
てんとうむしの模様で作るコーナーがあったり、
色々な虫のお面をかぶって写真撮影が出来るコーナーがあったりと、カブクワこれくしょん以外にも楽しめるコーナーがたくさんありました。
この日はオリジナルキーホルダーを作る事ができるみたいで(200円)記念に息子にひとつ作る事にしました。
写真を2枚選んで両面に貼り付けるといった簡単なキーホルダーですが、大盛況です。
当然息子はカブトムシとヘラクレスオオカブトを選びました。いいお土産です。
となりの学習室にいくと少し休憩する事が出来ます。
とはいえ、ここは一応学習室です。展示も忘れてはいません。カメやヤゴ、ホタルの幼虫も展示されていました。もうどこにいっても昆虫だらけです。おみそれしました<(_ _)>
昆虫の図鑑も充実しています。
このような小さな子供用のコーナーも設けてあります。これならお母さんも安心です。絵本も昆虫、置かれているおもちゃも虫(アゲハの幼虫)、徹底してます(笑)
そしてやっぱりありました。ぬりえコーナーです。では息子の力作をご覧いただきましょう。今回はてんとうむしとクワガタの2作品です。
まずはてんとうむしから。
もはや てんとうむし ではありません。これはもう カメムシ です。息子はてんとうむしを知っているはずなのに、なぜこの色を選んだのでしょうか。絵からニオイがこみあげてきそうです。
ではクワガタはどうでしょうか。
ツノを手足も書くことが出来るのにそんなのは完全無視です。結局手も足もツノももぎ取られて 血まみれ になったクワガタが完成しました。3歳になった息子、絵心は無しとみていいでしょうか?それとも常識の枠にとらわれない天才とみていいのでしょうか・・・。
と、長くなりましたがカブクワこれくしょんのレポートは終了です。残り期間が少ないですがかなりオススメのイベントです。今まで行ったイベントで一番面白かったと思います。
カブクワこれくしょんが終了しても伊丹市昆虫館はありますので是非行くことをおすすめします。子供から大人まで楽しめるように工夫されています。
少ない予算のなかで色々と工夫されておられる職員の方の努力に頭が下がります。これからも楽しいイベントを、そして来年もカブトムシイベントを開催してくれるよう心からお願い致します。