カブトムシ産卵!卵を発見
いつものように息子と一緒にカブトムシを触っていたのですが、私が目を離した隙に息子がファイヤーちゃん(レッドアイ♀)の産卵床をほじくり回していました(汗)
卵はただでさえデリケートなのに木の棒でグリグリ掘り回す息子を見て、私は思わず「はうぁ~」と奇妙な声を出してしまったのですが、ゴジラ(息子)が過ぎ去った後の街並み(飼育ケース内)に何やら白い物体が!
鼻くそ? いや、違います。 カブトムシの卵 です!
ファイヤーちゃん(レッドアイ♀)が我が家に来て苦節2週間(短かっ!)とうとう念願の卵が誕生しました。
親はもちろんファイヤー君(レッドアイ♂)。RR+RRなので、羽化すればこの子もレッドアイですヽ(^o^)丿
嬉しくて意味もなく卵の写真を撮影。
おおよそ3.8mm、色は白。まるで ダイヤモンド のようです。でも嫁にこのダイヤをプレゼントしても罵倒されて私の目がレッドアイになります。感動は私の心の中にしまっておくことにします。
卵は素手で触ってはいけません。素手で触ると手についた雑菌が卵に移り、カビなどが生えやすくなり孵化しない確率が高まります。・・と言われていますが、個人的な意見では別に手で触っても大丈夫ではないかと思います。実際去年は素手で触りまくってもしっかりと孵化したし・・素手の雑菌がなんぼのもんじゃい、と正直思っています。とはいえ素手で触ると潰してしまう可能性があるのでスプーンですくうのが確実でしょう。
早速、衣装ケース内でマットをゆっくりと掻き出します。
ゆっくりと少しずつマットを出していきます。
すると・・・卵が出て来るわ出て来るわ!うほほーい!卵の確変状態です!
結局、総計36個!
5日前に確かめた際はまだ卵を産んでいなかったので、わずか5日間で36個も卵を産んだことになります。とうとう本気を出したなファイヤーちゃん(レッドアイ♀)!もっともっと頼むぜベイビー(死語)
このように卵が大量です。このペースなら100個くらい産むかもしれません。
色もさまざまです。白い卵は産まれたばかり、黄色い卵は産まれて数日経っています。 【追記】黄色い卵は孵化しない可能性が高いです。きれいな白が孵化しやすいと思います。卵は約10~14日で孵化します。
卵はマットの押し固められた部分に産み付けられる事が多いです。実際、今回もマットの塊を割ると卵が出てきました。メスもわざわざこんな固いところに産まなくても・・と思うのですが、卵室を作りやすいという理由がありそうです。
きれいに塊を割ると卵室が確認できます。
少しわかりにくい写真ですが、卵の周りに少し隙間があるのが確認出来ます。これが卵室です。この小さな隙間が卵にとっては重要で、卵室が潰れると孵化する可能性が低くなります。これが孵化するまで飼育ケースをさわらないほうがいいと言った理由です。卵室を壊さないようにすることが重要なのです。
でも私のように一度卵を取り出したい人も多いと思います。そのような方は人工的に卵室を作るようにしましょう。色々なやり方がありますが、私はプリンケースの中で人工的に卵室を作り、その中に卵を1つ入れる方法をとりました。
そのやり方です。
プリンカップ内にマットを軽く押し固める程度の固さに入れます。ちなみに、このマットは月夜野きのこ園の完熟Matです。メスの産卵床と同じで、孵化と1令幼虫にとっては最適なマットではないかと思います。
写真のように割り箸で人工的に卵室を作ります。側面に卵室を作った理由は孵化の様子が見られるようにする為です。中央に穴を作っても別に問題ありません。
人口卵室に卵を移します。卵を潰しそうなのでスプーンを使うのがおすすめです。
横から見るとこんな感じです。孵化の様子が観察できるので自由研究にはもってこいです。お父さんお母さん、子供に教えてあげて下さいね。
このまま放っておいてもいいのですが、マットの乾燥やコバエの襲来を招く恐れがあるのでなるべくフタをしたいものです。しかしそのままフタをすると密閉状態になるので、空気穴が必要になります。
空気穴のあけ方は別にどんな方法でもいいのですが、せっかくこのブログを訪れて下さった皆様の為に私のやり方を公開します。別に大したやり方ではないのですが(笑)
使う道具はこれです。
ドライバー?ドリル?違います。これは「はんだごて」です。コンセントに繋ぐと先っちょがものすごーく熱くなる工具です。この工具があれば空気穴あけが100倍楽になります。
プリンケースを積み重ねる人は重ならない部分に穴があいている方が安心です。
私はこのように穴をあけました。こんなに必要ないかもしれませんが、穴あけがあまりにも楽なのでついついやりすぎてしまいました(笑)
あとはダンボールに入れて直射日光が当たらない比較的涼しい所に置いて完了です。
約2週間もすれば孵化しているでしょう。