カブトムシの幼虫は”バイオくち木”が大好き!!
前回、添加剤入りのマットに朽ち木を入れ、朽ち木の喰いを見てみようという事になりました。
入れた朽ち木はくち木(フジコン製)とバイオ くち木ブロック(フジコン製)です。あれから1週間が経ちました。
たった1週間だけでは朽ち木の喰い如何は分からないと思うのですが、放っておくのが耐えられないイラち性格の私は早速朽ち木の様子を見てみることにしました。
本当ならあまり触ったら幼虫にストレスになるのでダメなのですが・・・先走って後で後悔する私の性格がよくわかりますね(笑)
では早速掘り出してみましょう。
おおっと!バイオ くち木ブロック がいきなり 青カビ に覆われた状態で現れました(笑)でも朽ち木に生えるカビは、あまりにヒドイ場合以外は放っておいても大丈夫との事なので無視します。
余談ですが、カブトムシの幼虫はカビや細菌などの免疫力がものすごく強いらしく、研究の対象となっているらしいです。専門的な事はわからないのですが、幼虫は細菌に感染するとカブトムシディフェンシンという抗菌性ペプチドが生成され、雑菌を殺して感染を防ぐ効果があるとの事です。このカブトムシディフェンシンは抗生物質として研究されている上、将来的にはガン治療にも応用出来るのではないかと期待されているみたいです。
いやー、そんなこと言われると食べたくなるじゃないか・・・。幼虫をたくさん食べてガン予防に努めようかな(笑)実は美味しいとの情報もあるし・・・。 ←【注意】食べてもガン予防に効果はありません!もちろん私は食べたことはありません!!
上の部分にかじった痕はあったものの、ぱっと見て食べられた様子は見られませんでした・・・と思いきや!
ひっくり返すとボロボロにかじられていました!!
そしてバイオ朽木の下を見ると、
バイオ朽ち木をむさぼり食う幼虫がいました!!
バイオ朽ち木を持ち上げる際に割れたので、どうやらこの幼虫2匹はバイオ朽ち木の中まで侵入していた模様です。どうやら本気で大好きみたいですね。こりゃマジ驚きです。
この様子じゃもう一つのくち木(フジコン製)もボロボロにかじられているのではないでしょうか。早速確かめてみましょう。
(・ω・?)・・・why?。全くの無傷でした。
どういう事でしょうか?バイオくち木が人気で普通の朽木が不人気なんてことはあるのでしょうか?もしそうならバイオ朽ち木恐るべし!となるのですが、たまたま幼虫が普通の朽ち木の周りにいなかっただけかもしれません。
というわけで、もう一つの衣装ケースはどうなっているのか確認してみました。
掘り下げていくと、さっそく1匹幼虫を見つけました。周りはバイオ朽ち木の欠片が散らばっています。こりゃもしかして喰いまくっているんじゃないか・・??
バイオ朽ち木の下を見てみると・・・
何とすべての幼虫がバイオ朽ち木の下に潜んでいました!!
正直、これは驚きでした。広い飼育ケースの中でわざわざバイオ朽ち木の下に集まってくるなんて、本気で幼虫はバイオ朽ち木を求めていることが証明されました。
恐るべし!バイオ くち木ブロック(フジコン製)!!
でも、どうして普通の朽ち木は人気がないのでしょうか?
もしかして、樹皮が邪魔で食べにくいのか??
バイオ朽ち木の様子からして、どうやら朽ち木の中身が幼虫の好物なのかもしれません。それならば、と樹皮を剥がしてみました。
これを埋めて幼虫達が食べるか確かめてみましょう。もしこれでも食べないのならばバイオ朽ち木が特別だという事になります。これも実験です!
ついでなので、幼虫の重さも測ってみました。
まずは添加剤を加えたきのこMat(月夜野きのこ園)の中で一番大きい幼虫です。
27gでした。他の幼虫も似たような大きさなので、これからの成長の一つの基準としてみてみます。
続いて添加剤を加えた マスターズBeetleマット(ダイナステス マスターズ 廣島)の幼虫です。
26gでした。今のところ、きのこMatと大きさの違いはありません。同じように成長しています。でも マスターズBeetleマットの方が添加剤を加えた際に再発酵が起き難かったので、もしこのまま成長に差がなければマスターズBeetleマットの方がおすすめマットという事になりますね。同じ10リットルでもきのこMatより量が少ないのが気になりますが・・・。
とにかく!今回分かったことは、
カブトムシの幼虫はバイオ くち木ブロック(フジコン製)が大好きだということ。
普通の朽ち木が好きなどうかは、これからの幼虫の様子で判断しようと思います。
続く・・・(笑)